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公正証書遺言と自筆証書遺言の違い|費用・手続き・リスクを比較 | 行政書士法人リーガルイースト

公正証書遺言と自筆証書遺言の違い|費用・手続き・リスクを比較

Column

遺言の確実な実現を重視するなら公正証書遺言、コストを抑えたいなら法務局の自筆証書遺言保管制度を利用した自筆証書遺言が最適です。どちらを選ぶべきかは、遺言の内容・財産の規模・家族関係によって異なります。本記事では、両者のメリット・デメリットを比較し、松本市・長野市の公証役場での手続きの流れも含めて解説します。

公正証書遺言のメリット・デメリット

メリット

  • 形式不備のリスクがゼロ:公証人が法的要件を確認して作成するため、無効になる心配がない
  • 原本が公証役場に保管:紛失・改ざん・破棄のリスクがない
  • 検認が不要:相続発生後、家庭裁判所での検認手続きが不要ですぐに使える
  • 口述で作成可能:字が書けない方でも作成できる
  • 遺言検索システム:全国の公証役場で遺言の有無を検索できる

デメリット

  • 費用がかかる:公証人手数料(財産額に応じて数万円〜十数万円)+行政書士報酬
  • 証人2名が必要:推定相続人・受遺者やその配偶者は証人になれない
  • 公証役場への出向が必要:出張対応も可能だが追加費用がかかる

自筆証書遺言のメリット・デメリット

メリット

  • 費用が安い:法務局の保管制度を利用しても手数料は3,900円
  • いつでも作成・書き直しが可能:思い立ったときに自分で作成できる
  • プライバシーが守られる:作成時に他人に内容を知られない

デメリット

  • 形式不備のリスク:日付・署名・押印の漏れ、財産目録以外の自書要件を満たさないと無効
  • 自宅保管の場合、紛失・改ざん・発見されないリスク(法務局保管制度で回避可能)
  • 自宅保管の場合、検認手続きが必要(法務局保管の場合は不要)
  • 内容の法的妥当性は自己責任:遺留分侵害・記載の曖昧さは本人が注意する必要がある

法務局の自筆証書遺言保管制度(2020年7月〜)

2020年7月から開始された自筆証書遺言書保管制度は、自筆証書遺言のデメリットの多くを解消する画期的な制度です。

  • 法務局が遺言書の原本を保管するため、紛失・改ざんの心配がない
  • 法務局が形式面(日付・署名・押印等)を確認してくれる
  • 相続発生後の検認が不要
  • 保管の手数料は3,900円のみ

ただし、法務局が確認するのはあくまで「形式面」であり、内容の法的妥当性(遺留分への配慮、記載の明確さなど)は確認しません。内容面の安全性を担保するには、行政書士に原案の作成を依頼することをおすすめします。

比較表:公正証書遺言 vs 自筆証書遺言

項目公正証書遺言自筆証書遺言(法務局保管)自筆証書遺言(自宅保管)
費用数万〜十数万円(手数料)+行政書士報酬3,900円+行政書士報酬(原案依頼の場合)無料〜行政書士報酬
形式不備リスクなし低い(法務局が形式確認)高い
紛失・改ざんリスクなし(公証役場に原本保管)なし(法務局に保管)あり
検認不要不要必要
証人2名必要不要不要
内容の法的チェック公証人が確認なし(形式のみ)なし
作成の手軽さ公証役場への出向が必要法務局への出向が必要自宅で作成可能
おすすめの人財産が多い・確実に実現したい・紛争リスクがあるコストを抑えたい・内容がシンプルとりあえず書いておきたい(暫定的)

松本市・長野市の公証役場と手続きの流れ

公正証書遺言を作成する場合の手続きの流れは以下のとおりです。

  1. 行政書士に相談:遺言の内容を整理し、原案を作成
  2. 公証人との事前打ち合わせ:原案をもとに公証人と内容を調整
  3. 必要書類の準備:戸籍謄本・印鑑証明書・不動産の登記事項証明書・固定資産評価証明書など
  4. 公証役場で作成:本人+証人2名が立ち会い、公証人が読み上げて確認
  5. 正本・謄本の受け取り:原本は公証役場に保管

松本市の方は松本公証役場、長野市の方は長野公証合同役場が最寄りです。行政書士に依頼すれば、原案の作成から公証役場との調整、当日の証人手配まで対応してもらえます。

行政書士に遺言作成を依頼するメリット

  • 遺留分への配慮遺留分侵害で揉めるケースを踏まえた設計
  • 財産目録の正確な作成:登記事項証明書・残高証明書に基づく正確な記載
  • 遺言執行者の指定:遺言の内容を確実に実行する体制を整備
  • 証人の手配:公正証書遺言に必要な証人2名を事務所で手配
  • 定期的な見直し:状況が変わった際の遺言書の書き換えサポート

まとめ:迷ったら「公正証書遺言+行政書士」が安心

コストを最小限に抑えたい場合は法務局保管制度を利用した自筆証書遺言、確実性を重視するなら公正証書遺言が適しています。どちらの場合も、内容の法的妥当性を担保するために行政書士に原案の作成を依頼することをおすすめします。

認知症になると遺言書の作成自体ができなくなります。認知症になる前に済ませるべき法的手続きも参考に、早めのご準備を。

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